福井県柔道連盟会長あいさつ

平成22(2010)年 4月1日より、新しい国際柔道連盟審判規定の実施及び、同年5月1日より、国際柔道連盟試合審判規定「少年大会申し合わせ事項」の実施にあたり、福井県立武道館に福井県の柔道関係者130名を集め、講師に藤原 敬生 先生をお迎えし、審判講習会が開催されました。

今回の国際柔道連盟審判規定の大きな変更点としては、
●「帯から下を直接手又は腕で攻撃・防御した場合は、反則負け」なる。
注意1:国際柔道連盟試合審判規定「少年大会申し合わせ事項」では、一回目は、教育的指導(注:判定には含めない)を与える
注意2:一度相手の技を受けた後の返し技は反則とならない。
注意3:連続技の場合(ただし、1番目の技が十分な効果が認められた場合)
注意4:相手が標準的でない組み手のうち、肩越しに逆側の背部をつかんだ場合。
(例:大きな選手が覆い被さって、柔道着の背中を持って小柄の相手を制している場合)

ただし、相手(上記例の小柄な選手が)が、自ら相手(大きな選手)の腕の下から頭を抜いて逃れた後に、脚をとることは禁止(反則)となります。

●選手自身が試合前に、「柔道着測定器」によって柔道着が規定に合っているか検査しなければならない。試合中に審判員より再測定され規定に違反していた場合、「反則負け」となる。

(ただし、サポーター等により、規定に達しない場合は、サポーター等を外す様指導を行う)

●両者極端な防御姿勢を取った場合(両者、額付けて押し合う形)、両者に「指導」を与える。

●ゴールデンスコア: ゴールデンスコアにおいてスコアーボードに表示された最初の試合の結果は、試合時間以外はそのまま残す。
ゴールデンスコア終了時に両者優劣がない場合、審判員は最初の試合とゴールデンスコアの双方の内容から判断し、判定を行う。

     
 福井県柔道連盟 長谷川会長の開催のあいさつ。  講習をされる 藤原先生   技判定の実技指導をされる 藤原先生

 

   
福井県 警機動隊員に指導される藤原先生   講習会記念撮影