福井県柔道連盟会長あいさつ

平成24年新年のあいさつ平成25年新年のあいさつ

ごあいさつ

先ず福井県の紹介をさせていただきます。福井県は、人口約83万人、柔道登録人口約1300人と小さな県ではありますが役員をはじめ指導者一同皆自分のポジションを担って頑張っているところであります。

 小学生の活躍は各地区の頑張りと指導者にも恵まれ、全国大会に入賞を果たすなど、その影響には大きいものがあります。またその影響力は中学生にも波及していますが、如何せん中学生の場合は柔道を専門とする教員が不足しているため、その後の継続的指導が出来ないのが現状であります。またどこの県でも同じだとは思いますが「有力選手」の県外流出が大きな問題となっております。これには本人の上昇志向が非常に高まっていることが、大きな理由の一つであると考えています。全国区の有力校で力一杯やりたい、有名選手のいるところで自分もやりたいという気持ちは理解できますが、せめて高校までは自県で力を伸ばし、それぞれの県を盛り上げてほしいと願っております。

 各県で現在ご指導いたしております柔道愛好家の皆様は、日夜柔道普及にご尽力いただいておりますが、中々思うようには進んでないのが現状だと思います。特に思うことは、「競技柔道」と「柔道」の違いにあると思います。
 今世間では、「柔道」と「JUDO」の違いと言っている話も散見されますが、その違いではなく、最近の柔道があまりにも「競技柔道」に移行しすぎているのではないかと思います。オリンピック・世界大会等で優秀な成績を納めることは大切なことではありますが、柔道は本当にそれだけで良いのでしょうか。今回の審判規定の改正で、どこまで本来の柔道に戻るのかしっかり見届けたいと思います。

 最後になりましたが、福井県柔道連盟の第8代会長として、平成20年に就任致しましたがまだまだすべてにおいて未熟です。平成30年には2巡目福井国体も決まり、これからは、その準備と指導者の育成・競技者の強化に力を入れていきたいと存じますので、今後とも一層のご指導・ご協力の程よろしくお願い申し上げます。

福井県柔道連盟
会長 長谷川 大恭

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