福井県柔道連盟会長就任のあいさつ
この度、当会の会長を仰せつかりました、八本木です。 就任に当たりご挨拶を申し上げます。 まず始めに、6期12年の長きに渡り会長を務め、当連盟に多大なるご尽力をいただた長谷川大恭先生誠にご苦労様でした。 先生を始め緒先輩方が築き上げてきた当連盟がさらに発展する様に新体制が一丸となり努めてまいりたいと思います。 さて現在、柔道の競技人口減少化が福井県はもとより全国的に叫ばれております。原因は様々であろうかと思います。 少子化、競技多種目化、指導者不足、そして少年期からの競争社会が原因ではないかといわれています。競争が柔道の本質を忘れ、弱者は排除され、我々の気付かないうちに底辺層が離れているものと思われます。 平成24年度より、中学校保健体育に武道が必修化されました。 私はもとより柔道を指導されている先生方は、これにより少しは柔道の人口減少化に歯止めが掛かると期待を寄せていたと思います。 残念ながらそれ以降も減少化は進んでいます。 武道がなぜ学校教育に必修化されたのか、子供の成長において地域社会、学校、家庭で補えなくなっている事を、武道を通して教育してほしいという願いがあると勝手に思い入れています。 礼法、がまんする事、思いやりのある心を育んでほしいという願いだと思います。決して柔道の競技力をつけるだけのものではありません。 柔道人口の減少化に歯止めが掛かりませんが、学校教育には、辛抱強くこれからも継続して武道の精神を子供たちに伝えてほしいと期待するものです。 結びに福井県がより向上し、子供たちがより元気になるために新たな当連盟が一致団結して精一杯最善を尽くしたいと思いますのでよろしくご協力のほどお願い申し上げます。 |
福井県柔道連盟
会長 八本木 通秋